部分メッキ

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ヤマセが開発した「必要部分のみのダイレクト樹脂メッキ工法」です。従来のマスキング塗装とは全く異なる技術で、メッキの可能性を大きく広げました。

工程数削減とコスト低減を可能に

ヤマセが開発した全国的にも珍しい新技術で、樹脂メッキ加工を必要な部分だけにダイレクトに行なえる工法。

従来のマスキング塗装による部分メッキ比べ、工程数を約6割削減、コストも2割低減可能です。このダイレクト樹脂メッキ工法は自動車の樹脂メッキ加飾部品に展開中です。

 

新技術は、パラジウム触媒などを盛り込み、従来のメッキ前処理機能を持たせたプライマーインクを開発。製品表面の脱脂後、加工部分にだけプライマーインクを塗布し、メッキを析出させます。

マスキング塗装による部分メッキの場合は、製品全面に脱脂や酸化剤のエッチング、中和、触媒付与・活性の前処理を行なってメッキを施し、加工部分をマスキングで覆い、製品の塗装後に剥離して部分メッキとしていました。

高い環境性

ダイレクト樹脂メッキ工法は、前処理の簡略を可能にし、エッチングレスのため六価クロムを必要としませんので、環境性も高めることができました。

さらに、従来はABS樹脂にしかメッキできなかったのが、この技術によりポリカーボネートにもメッキできるようになりました。

 

 

 

 

樹脂部品表面に模様めっき(例)

樹脂部品表面に模様めっき(例)